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ヘンドリックス・ジン

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【ヘンドリックス・ジン】

【容量】700ml

【度数】44度


この世の中には様々なジンがあり
それに合わせた飲み方もまた多様にある。
しかしながらこのヘンドリックス・ジンのように
キュウリと合わせて飲むことをオススメしているジンとなると
あんまりないのでは無かろうか。
今回ご紹介するのはそんなジンである。


ヘンドリックス・ジンはスコットランドのウイスキーメーカー
ウイリアム・グラント&サンズ社が販売しているジンだ。
この会社が販売しているウイスキーというと
ブレンデッドウイスキーのグランツ辺りが有名だろう。


このジン製造過程は少し変わっており
まず2種類のスピリッツを作ることからスタートする。

1つは数種類のボタニカルをベネットと呼ばれる蒸留器にいれ
24時間付けてから蒸留していく。
ここでの蒸留はかなりの速さで行われるらしく
その後75%まで蒸留されたスピリッツは
非常に強い風味を持ったスピリッツになるとのこと。

もう1つはカーターヘッドと呼ばれる蒸留器で作られており
ボタニカルは直接蒸留器の中には漬け込まず
蒸留器の最上部に設置されたバスケットの中に入れられる。
その後蒸留が開始されると蒸気は
ボタニカルの入ったバスケットを通っていく。
この方法によってボタニカルの繊細な風味を
スピリッツに与えることができるらしい。
この蒸留器で作られたスピリッツは繊細でエレガントな味わいだそうな。

こうして出来た2種類のスピリッツに
バラの花びらとキュウリのエッセンスを加えて完成となる。
にしてもキュウリとバラとは、なかなか思いつかない組み合わせだ。


香りの方は非常に華やか。
ジュニパー意外だと柑橘っぽい香りがやや強いが
花っぽい香りも感じられてよい塩梅。
味の方はすっきりまとまった感じ。
やっぱり柑橘がやや強いが前面に押し出してくるほどではなく
その他の香草系ボタニカルの風味もしっかりある。
逆にキュウリやバラの味はよく分からない……。
まあキュウリはともかく、バラなんて食べたことはないのだけれど。


冒頭でも述べたように公式ではキュウリを添えて飲むことを推奨している。
おそらくズッキーニなどの洋キュウリのことだろうが
日本のキュウリでも悪くなさそうだ。


キュウリを齧りながらこのジンを飲む。
なかなか洒落た飲み方ではなかろうか。
是非お試しあれ。


ビーフィーター24

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【ビーフィーター24】


ここ最近のジンレビューでは
タンカレー・ボンベイサファイアの上位版を紹介してきた。
となると、ビーフィーターも外すことはできまい。
そんなわけで今回ご紹介するのは個人的ジン四天王が一角
ビーフィーターが上位版、ビーフィーター24である。


ビーフィーター24はその名の通り24種類のボタニカルを使用している
訳ではなく、この24という名前の由来は
ボタニカルを24時間付けていることから来ているらしい。
またそれ以外にも「24時間刺激的な街ロンドン』にもかけているとか何とか。
これに関してはちょっと無理やりな気がせんでもない。


使用されているボタニカルは
通常のビーフィーターに使用されている物に加えて
日本の緑茶と中国の煎茶が使用されているとのこと。
これはビーフィーターのマスターディスティラーであるデズモンド・ペインが
日本滞在中にお茶でジントニックを作ったところ
それが非常に美味しかったからだと公式HPに説明がある。
これ、日本人としてはちょっと嬉しいものがある。
普段緑茶とか全然飲まないけどね。


真っ赤なボトルも特徴的だ。
ノーマルビーフィーターに比べるとかなりド派手で
草木の美しい模様も良く映えている。
ただ個人的には衛兵おじさんが首になっているのが少し悲しい。
やっぱりビーフィーターといえば衛兵おじさんという印象があるからだろう。
私の願いとしては全身真っ赤な衛兵おじさんとか居たら嬉しい。


さて香りの方だが、ジュニパーの香りはもちろんのこと
香ばしいお茶の香りも確かにする。
何というかどこか落ち着く香りが良い塩梅。
味の方でもお茶の味が強く出ている。
柑橘感もなかなか出ているが相性はよい感じだ。
そういえば紅茶にレモンを浮かべたりするし
お茶と柑橘の相性というのはいいものなんだろう。
ここら辺の感覚は流石お茶の本場イギリスのジンと言える。
……というか考えてみたらそもそもジンも本場だったな、イギリス。
この組み合わせを思いつくのも必然だったか。


飲めばどこかホッとできる不思議なジン。
日本人のDNAに刻まれたお茶へのリラックス感を
皆さんも味わってみてはいかがだろうか。


スター・オブ・ボンベイ

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【スター・オブ・ボンベイ】


前々回にタンカレーのプレミアム版、タンカレーNo.10を紹介したので
今回はタンカレーと同じグレートに位置するボンベイ・サファイアのプレミアム版
スター・オブ・ボンベイを紹介していきたい。


スター・オブ・ボンベイは上記の通り
ボンベイ・サファイアのプレミアム版として販売されているジンだ。
ボンベイサ・ファイアで使用されている10種類のボタニカルに加えて
イタリア産ベルガモット(柑橘類)、エクアドル産アンブレットシード(植物の種)
の2種類を使用しているそうだ。
これら12種類のボタニカルを通常の1.5倍の時間をかけて蒸留して完成へと至る。


ボトルの方もボンベイ・サファイアと比べると高級感がアップしている。
青を基調としているボトルカラーはそのままに
よりその青さを際立たせるボトルのデザインとなっている。
キャップもスクリューキャップからコルクへと変わって個人的にはグット。
中央のエンブレムもよく似あっていて、インテリアとしても良く映える。
……こうして見るとほんとインスタ映えしそうな見た目だなあ。


香りの方はボンベイ・サファイアと比べて
全体的に香りそのものが強くなっているが
強いて言うなら柑橘感が強く出ている。
ベルガモットを新たに加えたおかげだろうか。
味の方はボンベイ・サファイアよりもやや甘いと感じ。
穏やかながらボタニカルの風味もしっかり出ていて
まさにボンベイ・サファイアから正統進化を遂げたジンと言えるだろう。


近年のジンブームで様々なジンが出いるが
これだけの見た目と味を兼ね備えたジンはそうそうない。
ボンベイ・サファイアが好きな方には是非飲んでいただきたいものだ。


タンカレーNo.10

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【タンカレーNo.10】


以前ご紹介したタンカレーというジン。
このジンを製造していた蒸留所は第二次世界大戦中に
ドイツ空軍の爆撃によって大きな被害を被っている。
しかし、そんな中でも唯一生き残った蒸留器があった。
その蒸留器は「オールド・トム」の名で愛され、今なお使用されている。
今回ご紹介するのはその蒸留器とは関係ない蒸留器で作られたジンである。
……いい話のネタが思いつかなかったんです。許してください。


さて、今回ご紹介するタンカレーNo.10は
1960年に製造され蒸留所誕生から10番目にあたることから
「タイニーテン(Tiny Ten)」と呼ばれるている小型単式蒸留器で作られている。
その製造方法はタンカレー社の伝統的な製法を再現しているされいて
使用するボタニカルは厳選のうえに手摘みで収穫したフレッシュなものを使用。
さらには少量バッチ生産(一度に作れる量が限られている)で作られているらしい。
言わばプレミアムジンの先駆けとなったジンである。


香りを嗅ぐとしっかりとしたジュニパーと柑橘がメインで香り
若干ハーブ系スパイスの香りもする。
フレッシュなボタニカルを使っていると言うだけあって
確かに香りもフレッシュな気がする。
味はノーマルなタンカレー以上にキレていて
ボタニカルの風味もちょうどよい主張をしている。
私はタンカレーを優等生と称したがこいつの場合は
育ちのいい優等生といった感じだ。
恵まれた環境で、真面目に育った感じがする。
けばけばしくなく、上品でいて底力もある。
まさにタンカレーの上位互換と言えるだろう。


こいつで飲むジントニックは美味い。
しかしストレートで飲んでも美味い。
ぶっちゃけどう飲んでも基本美味い。
ジン初心者の方でも、よく冷凍庫で冷やしてから飲めば
ジンに対していい印象を持つこと間違いない。


ノーマルタンカレーの完全上位互換。
お値段もノーマルタンカレーと比べるとやや張るが
飲んだことない方には是非飲んでいただきたい一品だ。


エギュベル・ジン

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【エギュベル・ジン】


今は昔、中世ヨーロッパにおいて
蒸留酒が発展した理由の一つに修道院があるとされる。
修道院では高いアルコール度数の液体に薬草を漬け込み
「生命の水」と言われる秘薬として提供していた。
それは熱病や下痢、精神的苦痛に効果があるとされ、重宝された。
現代人的に最後の「精神的苦痛に効果あり」という部分に対しては
何とも形容しがたい気持ちになる。
とにかく、修道院と蒸留酒には深い関わり合いがある。
今回飲むのはそんな修道院で作られたジン、エギュベルジンである。


エギュベルジンはフランスの南、プロヴァンスにある
エギュベル修道院の工場で造られているジンだ。
13世紀から酒を造り続けているこの修道院は
リキュールを中心に今もなおその古来よりの味を受け継ぎ続けている。
ちなみにこの工場、国際品質マネジメント規格のISO 9001を取得しており
意外とコンプライアンスにも力を入れていることが分かる。
公式ホームページを見ると、かなり近代的な酒造りを行っているようだ。


……何となく残念な気持ちになるのは私だけだろうか。
こう何というか、修道服着た人に黙々と作っていて欲しい。
途中で祈りの儀式とか混ぜてくれたらもう言うことはない。
修道院で造ってるとか聞いたらワクワクしちゃうんだもの、しょうがないね。
閑話休題。


香りはボンベイサファイア系統の華やかな感じ。
ここら辺はリキュールが得意なだけあると思わずにいられない。
飲んでみると甘い。
ジュニパーの風味はもちろんのこと
やっぱり華やかなボタニカルの風味がする。
公式によるとバラと入ってるらしい。
普段バラの香りとかかがないのが悔やまれるね。
ドライジンとかとは違う方向性もなかなか良いものだ。
個人的にこういうジンはストレートで飲みたい。
ストレートでゆっくりやるのが乙なのだ。


近代的な修道院という謎ワードを思い浮かべながら
このジンを飲む今日この頃。


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