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エギュベル・ジン

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【エギュベル・ジン】


今は昔、中世ヨーロッパにおいて
蒸留酒が発展した理由の一つに修道院があるとされる。
修道院では高いアルコール度数の液体に薬草を漬け込み
「生命の水」と言われる秘薬として提供していた。
それは熱病や下痢、精神的苦痛に効果があるとされ、重宝された。
現代人的に最後の「精神的苦痛に効果あり」という部分に対しては
何とも形容しがたい気持ちになる。
とにかく、修道院と蒸留酒には深い関わり合いがある。
今回飲むのはそんな修道院で作られたジン、エギュベルジンである。


エギュベルジンはフランスの南、プロヴァンスにある
エギュベル修道院の工場で造られているジンだ。
13世紀から酒を造り続けているこの修道院は
リキュールを中心に今もなおその古来よりの味を受け継ぎ続けている。
ちなみにこの工場、国際品質マネジメント規格のISO 9001を取得しており
意外とコンプライアンスにも力を入れていることが分かる。
公式ホームページを見ると、かなり近代的な酒造りを行っているようだ。


……何となく残念な気持ちになるのは私だけだろうか。
こう何というか、修道服着た人に黙々と作っていて欲しい。
途中で祈りの儀式とか混ぜてくれたらもう言うことはない。
修道院で造ってるとか聞いたらワクワクしちゃうんだもの、しょうがないね。
閑話休題。


香りはボンベイサファイア系統の華やかな感じ。
ここら辺はリキュールが得意なだけあると思わずにいられない。
飲んでみると甘い。
ジュニパーの風味はもちろんのこと
やっぱり華やかなボタニカルの風味がする。
公式によるとバラと入ってるらしい。
普段バラの香りとかかがないのが悔やまれるね。
ドライジンとかとは違う方向性もなかなか良いものだ。
個人的にこういうジンはストレートで飲みたい。
ストレートでゆっくりやるのが乙なのだ。


近代的な修道院という謎ワードを思い浮かべながら
このジンを飲む今日この頃。


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