FC2ブログ

アブソルヴェント・ジン

IMG_0579.jpg

【名称】アブソルヴェント・ジン

【容量】700ml

【度数】40度


かつてジンという酒は低所得者御用達の酒であった。

安く、飲みやすく、すぐに酔える。
最近でこそ高級化・少量生産化の波に押され高価格も増えてきているジンだが
元々は非常に安い酒だったりする。

もちろん今でもスーパーやコンビニなどで買えるジンは安価なものが多い。
ビーフィーターなどはその代表格と言えるだろう。

今回紹介するアブソルヴェント・ジンはそのビーフィーターよりもさらに安く
そしてあらゆるジンの中でも最も強い個性を持つと言っても過言ではない。
そんなジンである。


このジンの販売元はポーランドにあるポルモス・ビアリストック社というところで
あのズブロッカを作っていることで有名な会社だ。

ズブロッカはバイソングラスという香草を加えられたフレーバーウォッカで
ヨモギのような香りと爽やかな口当たりが評判だ。

また同じアブソルヴェントという銘柄のウォッカも作っていて
そちらは至極まっとうな癖のないウォッカだったりする。

そのためウォッカに関しては高い評価を得ており
ジン作りに関してもそう心配なさそうに思える。


香りを嗅いでみると草の香りがする。
よく分からないが草なのだ。ハーブとかではない。

味の方も基本その謎の草っぽい風味に圧倒される。

だが飲みなれてくると別の一面も出てくる。
謎のフルーティな甘さだ。

多くのジンにある柑橘系の甘さではなく
もっと別のフルーティさを私は感じる。

とにかく良くも悪くも個性的な味である。

ただそれが悪いわけではない。
個性的だが破綻しているわけではなく決して不味くはない。

香草系の酒が好きな人なら気に入るかもしれない。

問題はこのジンがビーフィーターより安いこと
それによって初めてジンを飲もうという人間にも手が出しやすいということだ。

もう一度言っておくが決して不味い酒ではないと思う。

だが私はこのジンを初めて飲む人間には飲ませたくはない。
というより、これをジンのスタンダードな味だと思われたくない。

このジンはジンにある程度慣れ親しんでいて
このジンの味と他のジンの味は違うことが分かる人に飲んでほしい。

そして少量飲んだ後にうむうむと頷き
そっと戸棚に戻して欲しい。

私にとってのアブソルヴェントとはそういうジンである。


最新記事
カテゴリ
六 (1)
月別アーカイブ
ブログランキング
検索フォーム