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アブソルヴェント・ジン

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【名称】アブソルヴェント・ジン

【容量】700ml

【度数】40度


かつてジンという酒は低所得者御用達の酒であった。

安く、飲みやすく、すぐに酔える。
最近でこそ高級化・少量生産化の波に押され高価格になっているジンだが
元々は非常に安い酒だったりする。

もちろん今でもスーパーやコンビニなどで買えるジンは安価なものが多い。
ビーフィーターなどはその代表格と言えるだろう。

今回紹介するアブソルヴェント・ジンはそのビーフィーターよりもさらに安く
そしてあらゆるジンの中でも最も強い個性を持つと言っても過言ではない。
そんなジンである。


このジンの販売元はポーランドにあるポルモス・ビアリストック社というところで
あのズブロッカを作っていることで有名な会社だ。

ズブロッカはバイソングラスという香草を加えられたフレーバーウォッカで
ヨモギのような香りと爽やかな口当たりが評判だ。

また同じアブソルヴェントという銘柄のウォッカも作っていて
そちらは至極まっとうな癖のないウォッカだったりする。

そのためウォッカに関しては高い評価を得ており
ジン作りに関してもそう心配なさそうに思える。


香りを嗅いでみると草の香りがする。
よく分からないが草なのだ。ハーブとかではない。

味の方も基本その謎の草っぽい風味に圧倒される。

だが飲みなれてくると別の一面も出てくる。
謎のフルーティな甘さだ。

多くのジンにある柑橘系の甘さではなく
もっと別のフルーティさを私は感じる。

とにかく良くも悪くも個性的な味である。

ただそれが悪いわけではない。
個性的だが破綻しているわけではなく決して不味くはない。

香草系の酒が好きな人なら気に入るかもしれない。

問題はこのジンがビーフィーターより安いこと
それによって初めてジンを飲もうという人間にも手が出しやすいということだ。

もう一度言っておくが決して不味い酒ではないと思う。

だが私はこのジンを初めて飲む人間には飲ませたくはない。
というより、これをジンのスタンダードな味だと思われたくない。

このジンはジンにある程度慣れ親しんでいて
このジンの味と他のジンの味は違うことが分かる人に飲んでほしい。

そして少量飲んだ後にうむうむと頷き
そっと戸棚に戻して欲しい。

私にとってのアブソルヴェントとはそういうジンである。


六ジン

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【名称】六(ロク)ジン

【容量】700ml

【度数】47度


近年、全世界で小さな蒸留所でのジン作りが活発化している。

こういったジンは今までのジンと比べてどこか尖った物が多く
また少量生産であることも多いため『クラフトジン』なんて呼ばれていたりする。

そんなクラフトジンブームの波はひそかに日本にも波及しており
大から小まで様々な蒸留所がジンを作り始めた。

そんな中でちょうど一年ほど前からあのサントリーが販売を始めたのが
この六(ロク)ジンである。


名前の六は、日本ならではの6種類のボタニカル
桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子を使用していることからとのこと。

これを旬の時期に収穫、素材の特長に合わせた製法で蒸溜することで
ボタニカルが持つ素材の味を最大限引き出しているらしい。

もちろんジュニパーやコリアンダーといったスタンダードなボタニカルも用いて
上記の物とブレンドしバランスを整えているそうだ。


香りは正直弱い。
桜っぽい香りと茶葉の香りがうっすらする感じ。

味はかなりまろやか。
全体的に香草系の穏やかな味わいの中に少々柑橘やお茶が混ざっている。

口当たりはいいのでジンを飲みなれていない人にはいいのではないかと思う。


あと関係ないけど酒用の棚を購入したのでバックが酒だらけになりました。
酒を見ながら飲む酒が飲める。
ああ、幸せ。

コーヴァル・ドライ・ジン

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【コーヴァル ドライ・ジン】

【容量】500ml

【度数】47度


どうも最近ジンのストックがあふれてきている。
消費しなければいけないと思いつつ買ってしまうジレンマ。
しかし飲みなれてない奴はここでレビューでもしないと
味の感覚すら忘れてしまう。
そんなわけで今回はこのコーヴァル・ドライ・ジンをご紹介する。


このジンはアメリカ産のジンで
シカゴのコーヴァル蒸留所が手掛けている。
このコーヴァル蒸留所はクラフトウイスキーでも有名で
使用している原料はすべてオーガニックに拘っているとのこと。
あんまりオーガニックに拘っていない私からすると
いまいちありがたみが感じられないが
アメリカではオーガニックを気にする人も多いと聞くので
意識高い人たちにとっては重要なポイントなのだろう。
ちなみにコーヴァル蒸留所は世界で最も厳しい食品規定と言われる
『コーシャ(Kosher)』(ユダヤ教の食品規定でオーガニックより格上の規定とされている)
の認定を取得しているとのこと。
よく分からんがすごい。


このジンの特徴の一つとして挙げられるのが
ベースとなるグレーンスピリッツを自作してことだろう。
多くの蒸留所では元となるグレーンスピリッツを
他から購入していることが多々あるのだが
コーヴァル蒸留所ではそれを自前で準備している。
もちろん原料はオーガニックに拘っている。
そしてボタニカルも当然オーガニックだ。
そんな厳選されまくった原料を少量バッチで生産している。
私にとってこの少量生産という言葉は何となく魅力的だ。
……限定品とかに弱い日本人特有の感覚なのだろうか。


香りはジュニパーと香草系の香り。
スーッとするのでハーブ系が強く出ているように思える。
味の方はなかなか辛口。
香辛料系と香草系の風味が強く出ていて美味しい。
やっぱりオーガニックは伊達じゃないな。


グラスのセンスも個人的には好き。
シンプルでモダンな雰囲気のあるこのグラスからは
どことなくオーガニックっぽい感じを受ける。
……さすがに無理があるか。


オーガニック尽くしのこのジン。
気になる人はぜひ飲んでほしい一品だ。


ザ・ボタニスト

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【ザ・ボタニスト】

【容量】700ml

【度数】46度


今回ご紹介するザ・ボタニストは
スコッチ好きならおそらく一度は耳にしたことがあるであろう地域
『アイラ』地方で作られたジンである。


アイラ島で初にして唯一作られているこのジンは
9種類のメインボタニカルに加えて
22種類のアイラ産のボタニカルを使っているのが特徴だ。
……実は改めて調べるまで全部のボタニカルがアイラ産だと思っていた。
恥ずかしい。


蒸留方法としては9種類のメインボタニカルを
グレーンスピリッツに一晩漬け込み
蒸留の際はその蒸気を22種類のアイラ産ボタニカルが入った
バスケットに通過させることでより繊細な風味を持たせている。
この際の蒸留には17時間をかけて行い
公式HP曰く、通常のジンの3倍の時間をかけているらしい。


香りはボンベイサファイア系の複雑な感じ。
香草系の香りと柑橘が半々といったところか。
味の方は初め柑橘がやや強めだったが
後からその他香草系が優しく来る感じ。


なおピートの香りや味は一切しない。
最初飲んだ時は謎の肩透かし感を喰らったが
味と香りのバランスがよくとれていることから
丁寧に作られているのは分かるので
普通に美味しいジンとなっている。


アイラ系のウイスキーがダメな人でも
アイラ系のジンならと自信をもってオススメできる一品だ。


No.3

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【No.3】

【容量】700ml

【度数】46度


常々言っていることだがジンのボトルには良いデザインの物が多い。
その中でも特にこの鍵の意匠が目を惹くデザインのボトルを私は気に入っている。
今回紹介するのはそんなオシャレなボトルのジン、No.3だ。


このジンの原産国はオランダ、販売元は英国最古のワイン商という
少し変わったところから生まれている。
名前の由来はこの販売会社の住所から来ているとか何とか。
HPにはNo.3なだけに使われているボタニカルは
果物3つに香草類3つと書かれていたが
それなら全部で6つじゃねえかと思わんでもない。


蒸留の際はボタニカルを一晩グレーンスピリッツで浸し
何度かの蒸留を繰り返して完成させている。
シンプルな作り方だがボタニカルの配合などに
かなり気を使っているようで好感が持てる。


香りはかなり強い。
しかしごちゃごちゃしているわけでは無く、華やかな香り。
品の良い香りでやはり交換が持てる。
味は意外とずっしり・しっかりした感じ。
香りの印象とは裏腹で面白い。
これがボタニカル配合の妙という奴なのだろう。


新年度の始めはこういう良いものを飲んで英気を養う。
中々に良い始まり方だと思う今日この頃。


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